本当は音楽批評なんていらない!

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父の日でしたね。ですが内容は全く関係ありません(笑)。

わたくし、かつて8年ほどnotrax.jp(現bmr.jp)という音楽サイトの制作を担当していました。その他、フリーペーパーやダンス雑誌などで音楽レビューというのを飽きるほど書いて実際飽きたんですが、あんなもの本当に意味ない、というおそらく世間的に見れば暴言を少し書かせていただきます。

本当は音楽批評なんていらない! という話。
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身体だけになる時間 – 自分の心を切り替える方法

Dance like no one is watching
photo by Heather, CC BY-NC 2.0

数日前に書いた記事
「ミュージシャンにお金を払う いちばんの方法」」

が、いわゆる“buzz”を小さいながらも起こしまして、これまで以上にたくさんの方がこのブログを読んで下さいました。ありがとうございます。

自分は現在ウェブ制作やそれを含むコンサルなどをしているのですが、今回の拡散の過程やアクセス状況など、自分の技術的な観点からもいろいろなことが読み取れるもので、とても興味深いものでした。その分データの変動が気になってしまい、いろいろとやることがあるなかで状況のなかでもさらに画面に張り付く時間が長くなり、昨日はずっと頭痛が続くという状態になってしまいました(笑)。

そんなとき、自分にはほぼ確実に状態を改善する方法があります。

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[再々追記] Apple Musicは音楽家の敵? Warp、Ninja Tuneなどインディ大手が未契約

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Appleが発表し世界的注目を集めている、音楽ストリーミング+定額サブスクリプション1、Apple Musicに早くも悪いニュースが流れています。

「Apple Musicの一般利用者が無料で試せる最初の3ヶ月、著作権料に類する支払いは一切発生しない2」というものです。

この一報を読んでの自分の反応はこんな感じ。

で、内心は「ケチくせえ!」というものでした。(笑)

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ミュージシャンにお金を払う いちばんの方法

先日もちらっと触れましたが、iTunes、iOSなどと連動するApple Musicが発表されました。

大々的な報道と注目度、もともと持っているiOS(iPhone,iPad)とiTunes(Win,Mac対応でiOS使う人はかなり必須)の利用者の膨大さからして、無料で音楽聴き放題なサービスをやっている先行音楽サービスSpotifyなどを叩き潰せるかどうかに注目が集まっています。

が、自分は違うところが気になっています。
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[訂正あり] 拡張する身体表現、「 IT時代のダンス 」

Appleの発表1、今年は「普通」な感じでしたね。それでも、主に彼らのお陰で映像を扱うソフトをはじめいろいろなデジタル技術の敷居が極端に低くなり、いわゆるVJとは違う、ダンスライブと映像のコラボレーションはアイディア次第でいくらでも楽しめるようになってきました。

デジタル・テクノロジーとは無縁に思えるダンスの世界も、実は大きな可能性を秘めています。単にYouTubeでいろんなダンスが見れるようになった、という話ではありません。ということで今回は、「 IT時代のダンス 」について書いてみます。

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続 見えない女性差別 – 男にとっても大損害

日本には表立って口に出されることのない「 見えない女性差別 」がしっかりと根付いている、という話を以前書きましたが、先日またまたTEDでこれをunconscious biasと呼んで取り上げている女性を見つけました。

翻訳の不可能性を踏まえつつも訳してみるなら、「無意識の先入観」というところでしょうか。

どうしても歴史的な重さを持ってしまうracismやsexismという言葉ではなくbiasという言葉を使い、自らの背景も紹介することで、それこそ聴く人の「無意識の先入観」を自覚させ、意表をついてみせるこの講演は実に素晴らしいものですから、ぜひ見てください。日本語字幕はついていませんが。特に、性別や民族、肌の色、宗教や受けた教育など幅広い「先入観」を対象としていること、具体的に自分たちの行動から「ドアを開こう」と呼びかけるこの人はとてつもなく美しいですね。

さて、この差別ですが、女性が差別されることで間違いなく男性も不利益を被っています。

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なぜVinylがクールなのか – UXまたはユーザー体験 編

前回は、ストリーミング・サービスが「人に楽をさせること」に主眼を置いていること、逆に楽をせず自分なりの趣向を形作る過程の結晶として、vinyl(アナログレコード)を所有する価値を見出す人もいるというお話をしました。

ここで自分が思い出したのはUX1という言葉です。もとはUser Experienceという英語で、デザインの世界ではもう何年も前から「UXデザイナーって名乗るとかっこいい→実際にUX/UIデザイナーの求職多数」みたいな状況になってきています。

自分のなかでは、「 UXまたはユーザー体験 」くらいの感覚で使いたいと思っている言葉です。

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なぜVinylがクールなのか – ストリーミングメディア編

ここ数年、英語圏やヨーロッパを中心に、アナログレコードが若者たちに人気を博しており、一部では伝統技術の継承が間に合わず生産が追いつかない状態にまでなっていると報道されています。

90年代の日本かよ!?って話ですが、今はデジタル音源、それもストリーミングサービスがあふれている時代です。なぜこんな状況が起きているのか、自分なりに思いついたことがあります。

キーワードは主体性。
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アベノミクスの失敗 – 誰も説明してくれないお金の話

2015年6月2日、今日、為替相場でドル円が1時125円を付けました。
これがどういうことか、ちゃんとした説明があまりにもされていないと感じるので、素人なりにまとめてみようと思います。

いま、日本は「売られて」います。
「売国」という言葉がぴったりです。
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