ひとりでハモる。Lalah Hathawayの同時和声唱法

ダンサーには“Baby Don’t Cry”でおなじみのベテランシンガー、Lalah Hathaway。この人、1人でハーモニーを作れるという、正直わけがわからない歌い方ができるんですよね。

↑の映像はErykah Baduの司会も話題のSoultrain Awards 2015から、同じBET局のBET Hip Hop Awardsの人気コーナー”the Cipher”を歌でやってみた版。ラップでどこまで聴かせるかを見せる企画をR&Bでやってるわけですが、Chrisette Michele、K-Ci Hailey、Lalah HathawayにEddie Levertと人選もとことん濃いだけに見事な演歌っぷり。そのなかでも3番手のLalahのキメ技、謎すぎてたまげます。

どうやら’polyphonic singing’、’overtone singing’と呼ばれる技術で、昔から世界各地の民族音楽でも歌われてきたようなんですが、Lalahの歌い方はどうも違う技術のようだという議論もあり。

それにしても驚きです。アイヌ民族の歌にもこういう歌い方があったそうで、どんな歌だったんだろうか……。

自分が気になるのはこれを想定した曲を作れるのかなー、ということだったり。他のライブ映像などを見てもどんな音程や節回しでも自由に発声できるわけではない、特に声を張ることはできないように見えるのですが、この歌い方の魅力と制限にうまくハマる楽曲があったら、きっとその印象は強烈。最近のシングルも歌声の豊かさはもう最強なだけに、期待したいところです。

(自分が最初に知ったのは↓の曲です。バンドメンバーもびっくりしている様子)
Snarky Puppy feat. Lalah Hathaway – Something

(……という記事を2ヶ月ほど前に書いたまま放置していたのですが、Robert GlasperにSnoopにTerrace Martinという恐るべき陣容、それに違わぬ熱い曲“Little Ghetto Boy”↓がリリースされたのに合わせて公開しておきますです)

Lalah Hathaway
“Little Ghetto Boy”(remix) ft. Robert Glasper & Snoop Dogg, produced by Terrace Martin

↓で聴けるオリジナルもオススメ。